• このエントリーをはてなブックマークに追加
ずいぶん昔に私は日本の寝台車に乗って、朝になったら上のベッドを畳み、下のをソファに転換してくれました。ベトナムではそういうシステムになっていないのかな。

さて、旅における寝台車への私の否定見解を述べます。まず、遅い。飛行機の 1/10 の速度。つぎに、危険。たしか飛行機の 10 倍の死亡事故が起きる。三番目、料金が高い(座席車とくらべて)。四番目、せっかくの異郷の景色が見えない(それがなくてなにしに外国に行くのさ)。五番目、同乗の異民族を目で見たり、耳で観察できない。六番目、駅弁を買えない(物売りからのフルーツなどだけど)。七番目、「失礼してあなたの上で寝ます」といったら下側の婦人は仰天した、という不慣れな英語による失敗が起きる(on と above のちがい)。

もちろん、寝台車には利点があります。列車のごとごと音が眠気をもようさせる。

一度くらい寝台車を経験するのもいいでしょうけど、私は日中に普通の列車が大好きで、車窓から景色を眺めながら行程を楽しみ、夕方以降に疲れて目的地に着きゆったりと(安)ホテルで熟睡するのを旅の醍醐味としています。