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あうふた 2004年12月20日 15:28
tosw38 さん、あうふたです。

素朴な視点からの私の『ベトナム』の継承みたいで嬉しいです。
ただし、ここでは私はコメントのみで論議は避けたいとおもいます。

>観光客のあまり訪れないような地域ではまだまだこのような
ベトナム戦争による悲惨な現状がたくさん見られるのでしょうか?

これだけについて述べます。私は 10 月にハノイから特急で7時間くらい南下した
フーンフォーという田舎街を訪ねました。そこには観光客は一人もいませんでした。

ベトナムに悲惨な現状は何も見られません。戦傷者も一人も見ていません。どうしてか。
生物と社会は異常なほどの回復力(復元力)があるからです。現在のベトナム社会は
いったって平安に見えます。どこに戦争があったのかといぶかるほどです。
が、私は太平洋戦争を見て知っているから心底はまったく違う、ということを推断します。

敗戦直後私は東京のある高台から東に浅草や上野のほうを一望しました。
地平のかなたまで焼け野原で破壊尽くされていました。7年後に東京に戻ってきたら
町並みに爆撃機による破壊は跡形も無く修復されていました。ベトナムも同じです。

しかし、人心の崩壊は残る。決して消えることがなく、癒える事が無いトラウマ
(精神的外傷)として残ります。人々の心神は破壊され「やられ」ています(ました)。
それは表面的には窺い知れません。

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