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ちょむちょむ
2010年04月13日 22:49
みなさま、カモネギ日本人がここにおります。
…私も以前、ドンコイ通りで似たような目に遭い、のこのこ彼らの家までついて行ってしまいました。そして1年ぐらい自分が詐欺に遭いそうだったことに気がつきませんでした…馬鹿ですね、自分。汗
私が詐欺に遭遇したのは2年ほど前です。
ホーチミンが気に入って、女1人旅も3回目で、油断したのだと思います。(元々お馬鹿ですが)
最初に話しかけてきたのは、マレーシア人のカレン(日本語では花に恋する、と教えたので覚えています)と名乗る20代半ばの女性で、英語で、「母が心臓手術でホーチミンの病院に入院しているから、見舞いに来ている」「今度、妹が横浜公立大(?)に留学する。でも友達ができるか心配しているから、ちょっと話をしてあげてくれないか。妹は日本語ができる」「今、弟がこの近くに家を借りている。よかったらお昼を食べながら妹と話をしてくれ」…と、いうことで、「今夜日本に帰るから、夕方前にドンコイ通りに戻ってこられるなら…」と約束をした上で、タクシーで…
案内された家に行くと昼食中の弟(名前は忘れました)に、「妹は母親の見舞いで夕方まで帰ってこない」と言われ、勧められるままに一緒に食事をしました。
食事が終ったあと、弟に「自分は船でカジノのディーラーをしている。この前はオーストラリアからシンガポールまでの豪華客船で、金持ちマダム3人の相手を数時間したが、彼女たちはとてもケチで、自分にチップをろくに支払わなかったので、時給に換算するとありえないほど安かった」「カジノに行ったことはあるか?BJに興味はあるか?よかったら教えてあげる」的なことを言われ、2階に移動し、BJを教えてもらいました。
で、「実は今から、さっき話した金持ちマダムの1人がお忍びでカードゲームに来る。自分はこの前、彼女に安い給料で働かされたんだから、いかさまゲームで巻き上げよう!いかさまの合図を教えるから、急いで覚えて!もし上手く巻き上げられたら30%を君にあげる」と言われ…私はてっきり、凝ったジョークだと思ったので(なぜ…;)、いかさまの手口を知りたいと思い、誘いに乗ってしまいました。
数分すると、全身キンキラキンの「ブルネイの石油成金」と名乗るマダム(おばさん)が現れ、ゲームが始まりました。最初に声を掛けてきた「カレン」は、私の隣に座り、私の「友達。今回のゲームは見てるだけ」と…
もちろん、ゲームは面白いほど勝ちましたが、ブルネイマダムが「これで最後にするけど、負け続けて悔しいから」と、札束3つ(USドル。額はわかりません)をハンドバックから掴み出しました。と、途端に慌てるディーラーの弟。「ちょっと待ってくれ」とマダムに言い、私とカレンを隣室に連れて行き、いくら持っているか聞かれました。私はホーチミン滞在最終日で3万円しか持っていなく「持っていません。ゲームでしょ、ジョークでしょ。もう楽しんだから帰りたいんですが…」と言ったら、「ジョークだと思っていたのか?これは本当のゲームだぞ。もし君が負けたら君は負け分を負債するんだ。でももちろん、勝たせてやる。買ったら山分けだ!」と言われ…ベトナムでは公的な場での賭け以外は違法だと知らず、毅然とした態度を取れずオロオロ。自分が非常識な経験をしていることにボー然としている間に話が進められ。
結局、「マダムに3万円分のドルで取り敢えず収めてもらった。でも賭け金が足らないから、銀行で下ろしてきてくれ」(うっかり、カードを持っているのを見られてしまったのです)「口座に残金残ってません。カードは身分証明書として持っているだけ」「残高はいくらだ」「40万円位」「よし、じゃあ、足らない分は自分が金貸し屋に借りる。オーストラリアドルもあるから、それで工面しよう」…という流れになり、
私は3万円を取り上げられ、マダムの札束と、ラストゲームのカードと一緒に、金庫にしまわれ、カレンに連れられドンコイ通り近くの銀行へ。お金を下ろすように言われましたが、残高40万どころかマイナス数万円の状態だったので(笑)下ろせず、じゃあ、ということでチャイナタウン?へ。
チャイナタウンの貴金属店でキャッシュで金を購入しろと…もちろんこれも×。
同行のカレンに「疲れたんじゃない?3万円はあなたのホテルに持って行ってあげるから、もう帰りなさいよ。あとは私がなんとか繕っておくから。私を信じて!」と言われ、「3万円を授業料と諦め、命あるだけまし」と、逃げだせば良いものを、「信じない!お金返してくれるまで離れない!」とカレンを捕まえ、彼らのアジトに戻りました。
ディーラーの弟は、私が本当にお金がないとわかったらしく、マダムに何かを告げると、マダムに札束を、私に3万円を返し、マダムが家を出たことを確認してから、「僕たちはもう少しで大金を儲け損ねたんだぞ。でも、マダムが納得して帰ってくれて良かったよ。僕たちのいかさまはバレてない」と言われ、追い出され、バイクタクシーで無事に帰還しました。
金持ちマダムがお供も連れず1人でのこのこ裏路地の家に来るわけないだろ!とか、いかさまカードに思いっきり誘われるな!とか、さっさと逃げ出せ!とか、自分に色々とツッコミがありますが…
自分が詐欺被害に遭いかけたと知った時は、冷や汗ものでしたが、命もお金も無事で良かったです。
みなさんは、こんなアホな手口に引っかからないように気を付けてください!
ちなみに、そのあと見た外務省(?)のHPには「賭け金として取り上げられた金品は、トランクにしまわれ、最後にすり替えられたトランクを渡されて家を出される。的なことがあり、私の時は動かせない金庫だったので、諦めて返してくれましたが、手口を巧妙化してトランクにしたのか、複数犯人がいるのか…複数ですかね?
長文失礼しました。
…私も以前、ドンコイ通りで似たような目に遭い、のこのこ彼らの家までついて行ってしまいました。そして1年ぐらい自分が詐欺に遭いそうだったことに気がつきませんでした…馬鹿ですね、自分。汗
私が詐欺に遭遇したのは2年ほど前です。
ホーチミンが気に入って、女1人旅も3回目で、油断したのだと思います。(元々お馬鹿ですが)
最初に話しかけてきたのは、マレーシア人のカレン(日本語では花に恋する、と教えたので覚えています)と名乗る20代半ばの女性で、英語で、「母が心臓手術でホーチミンの病院に入院しているから、見舞いに来ている」「今度、妹が横浜公立大(?)に留学する。でも友達ができるか心配しているから、ちょっと話をしてあげてくれないか。妹は日本語ができる」「今、弟がこの近くに家を借りている。よかったらお昼を食べながら妹と話をしてくれ」…と、いうことで、「今夜日本に帰るから、夕方前にドンコイ通りに戻ってこられるなら…」と約束をした上で、タクシーで…
案内された家に行くと昼食中の弟(名前は忘れました)に、「妹は母親の見舞いで夕方まで帰ってこない」と言われ、勧められるままに一緒に食事をしました。
食事が終ったあと、弟に「自分は船でカジノのディーラーをしている。この前はオーストラリアからシンガポールまでの豪華客船で、金持ちマダム3人の相手を数時間したが、彼女たちはとてもケチで、自分にチップをろくに支払わなかったので、時給に換算するとありえないほど安かった」「カジノに行ったことはあるか?BJに興味はあるか?よかったら教えてあげる」的なことを言われ、2階に移動し、BJを教えてもらいました。
で、「実は今から、さっき話した金持ちマダムの1人がお忍びでカードゲームに来る。自分はこの前、彼女に安い給料で働かされたんだから、いかさまゲームで巻き上げよう!いかさまの合図を教えるから、急いで覚えて!もし上手く巻き上げられたら30%を君にあげる」と言われ…私はてっきり、凝ったジョークだと思ったので(なぜ…;)、いかさまの手口を知りたいと思い、誘いに乗ってしまいました。
数分すると、全身キンキラキンの「ブルネイの石油成金」と名乗るマダム(おばさん)が現れ、ゲームが始まりました。最初に声を掛けてきた「カレン」は、私の隣に座り、私の「友達。今回のゲームは見てるだけ」と…
もちろん、ゲームは面白いほど勝ちましたが、ブルネイマダムが「これで最後にするけど、負け続けて悔しいから」と、札束3つ(USドル。額はわかりません)をハンドバックから掴み出しました。と、途端に慌てるディーラーの弟。「ちょっと待ってくれ」とマダムに言い、私とカレンを隣室に連れて行き、いくら持っているか聞かれました。私はホーチミン滞在最終日で3万円しか持っていなく「持っていません。ゲームでしょ、ジョークでしょ。もう楽しんだから帰りたいんですが…」と言ったら、「ジョークだと思っていたのか?これは本当のゲームだぞ。もし君が負けたら君は負け分を負債するんだ。でももちろん、勝たせてやる。買ったら山分けだ!」と言われ…ベトナムでは公的な場での賭け以外は違法だと知らず、毅然とした態度を取れずオロオロ。自分が非常識な経験をしていることにボー然としている間に話が進められ。
結局、「マダムに3万円分のドルで取り敢えず収めてもらった。でも賭け金が足らないから、銀行で下ろしてきてくれ」(うっかり、カードを持っているのを見られてしまったのです)「口座に残金残ってません。カードは身分証明書として持っているだけ」「残高はいくらだ」「40万円位」「よし、じゃあ、足らない分は自分が金貸し屋に借りる。オーストラリアドルもあるから、それで工面しよう」…という流れになり、
私は3万円を取り上げられ、マダムの札束と、ラストゲームのカードと一緒に、金庫にしまわれ、カレンに連れられドンコイ通り近くの銀行へ。お金を下ろすように言われましたが、残高40万どころかマイナス数万円の状態だったので(笑)下ろせず、じゃあ、ということでチャイナタウン?へ。
チャイナタウンの貴金属店でキャッシュで金を購入しろと…もちろんこれも×。
同行のカレンに「疲れたんじゃない?3万円はあなたのホテルに持って行ってあげるから、もう帰りなさいよ。あとは私がなんとか繕っておくから。私を信じて!」と言われ、「3万円を授業料と諦め、命あるだけまし」と、逃げだせば良いものを、「信じない!お金返してくれるまで離れない!」とカレンを捕まえ、彼らのアジトに戻りました。
ディーラーの弟は、私が本当にお金がないとわかったらしく、マダムに何かを告げると、マダムに札束を、私に3万円を返し、マダムが家を出たことを確認してから、「僕たちはもう少しで大金を儲け損ねたんだぞ。でも、マダムが納得して帰ってくれて良かったよ。僕たちのいかさまはバレてない」と言われ、追い出され、バイクタクシーで無事に帰還しました。
金持ちマダムがお供も連れず1人でのこのこ裏路地の家に来るわけないだろ!とか、いかさまカードに思いっきり誘われるな!とか、さっさと逃げ出せ!とか、自分に色々とツッコミがありますが…
自分が詐欺被害に遭いかけたと知った時は、冷や汗ものでしたが、命もお金も無事で良かったです。
みなさんは、こんなアホな手口に引っかからないように気を付けてください!
ちなみに、そのあと見た外務省(?)のHPには「賭け金として取り上げられた金品は、トランクにしまわれ、最後にすり替えられたトランクを渡されて家を出される。的なことがあり、私の時は動かせない金庫だったので、諦めて返してくれましたが、手口を巧妙化してトランクにしたのか、複数犯人がいるのか…複数ですかね?
長文失礼しました。