ベトナムの概要
ベトナムの地理、気候、文化など、ベトナムの"ベ"の字をご紹介。
ベトナムの正式名称
「ベトナム」は通称で、正式にはベトナム社会主義共和国と言います。「ヴェトナム」や「ヴィエトナム」という表記もしばしば使われ、漢字では「越南」(えつなん)と書きます。
英語では"Socialist Republic of Vietnam"で、略称は "Vietnam"、または"SRV"。ベトナム語では "Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam"と書き、略称は"Việt Nam"になります。
なお、近年では国名を「ベトナム民主共和国」に改める動きもあります。
ベトナムの国旗
ベトナムの地理
ベトナムは東アジア・東南アジアのインドシナ半島東部に位置しています。国土は南北に長く、北は中国、西にラオス、カンボジアと国境を接し、東は南シナ海に面し、フィリピンと向かい合っています。
首都はハノイで、最大の都市はホーチミンです。
概ね北部、中部、南部の3つに区分され、北部はハノイとその周辺、中部はフエ、ダナンとその周辺、南部はホーチミンとその周辺、メコンデルタです。
ベトナムの主な都市
- ハノイ
- ベトナム北部に位置する同国の首都。史跡も多くあります。
- ハイフォン
- ベトナム北部で最大の港湾都市。
- フエ
- ベトナムの古都。「フエの建造物群」はユネスコの世界遺産に登録されています。
- ダナン
- 中部最大の都市。ベトナムの主要な港湾都市で、観光地としても有名です。
- ホイアン
- 古い港町。「ホイアンの古い町並み」はユネスコの世界遺産に登録されています。
- ニャチャン
- 風光明媚なビーチや島々があり、リゾート地として有名です。
- ダラット
- フランス植民地時代に避暑地として開発された街です。
- ファンティエット
- 風光明媚なムイネービーチが近く、リゾート地として有名です。
- ホーチミン
- ベトナム最大の都市であり、インドシナ半島有数の世界都市です。
ベトナムの気候
北部は温帯性の気候で、4月から10月までが雨期となります。首都ハノイの平均気温は1月が16度、7月が29度。年平均降水量は1,704mmです。
(ちなみに日本の年間降水量は1,700mm)
一方、南部は熱帯性気候下にあります。平均気温は1月が18度、7月が33度ですが、平均降水量は1,000mmと少ないのが特徴です。