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ポリート・イバニェスFAN 2006年04月20日 21:04
皆さんどうもありがとうございます。 

お話からすると、大統領=国家元首は名誉職で、党書記と首相とて権力を分担していると考えれば良いわけですね。 大きく括れば共産党の一党独裁は続いていますが、一個人や(共産党内部の)一機関に絶対的な権力が集中しているわけではないと考えてもよろしいのでしょうか? 

党・行政・国会それぞれに対するチェック機能はどうなっているのでしょうか? それぞれに独立しており、ある程度相互不可侵なのでしょうか? 例えば党書記長(個人)が首相(個人)を辞めさせることは可能ですか? その逆は如何でしょう? 大臣クラスを辞めさせるのにはどのような手続きを踏まなければならないのでしょうか?

質問ばかりで申し訳ありません。 キューバとの比較で非常に興味があるのです。 さらに詳しくお教え頂ければ大変ありがたく思います。

キューバでは、形式的な“集団合意形成”の手続きは踏まれますが、基本的にフィデル・カストロ個人の意向で各省の大臣を左遷・逮捕することが可能です。 2004年にも最も重要なポストのひとつである公衆衛生省大臣(若手)が突然更迭されました。 フィデルとの考え方が合わなかったからだと噂されていました。 国民には党の機関紙の小さな<お知らせ>で事後報告されただけでした。 ここ15年で重要ポストから何人もの人物が更迭されています。 国民に対する説明はほとんどありません。 「汚職で解任された」場合も、具体的にどのような問題があったのかは知らされません。

“独裁者”の定義は難しいのですが、あらゆることに対する最終的な意思決定の権限があること、彼自身の地位・権威には全く手出しできないと言う意味で、キューバはまさにフィデル・カストロ独裁の国だと言えるでしょう。 

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