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胡志明 さん、
日本人とは何か、ベトナム人とは何か。それは日本語を話すから日本人であって、ベトナム語をしゃべるからベトナム人です。言葉にその民族の、文化の核、根幹があります。母語を失った人は根無し草です。なに人というのは国籍でないです。人種でもない。民族の核、その言葉を使う人です。自分の母語を話す人です。
日本という国土からどれだけ離れても、いくら年数を経ていても日本語をしゃべる人は日本人なのです。私の友人に日系4世のアメリカ女性がいます。彼女は国籍はアメリカであっても日本人です。日本語を使えるからです。日本語を猛勉強して大学でライシャワー博士の弟子になったほどです。それはそれは流暢な日本語をしゃべります。彼女は4世を経ていても日本語を使えるが故に日本人なのです。付き合っていてなにも違和感がありません。
シンガポールは英語という異語を国語にしたことを、私は愚かなことだといいました。それは文化の核を自ら捨てて根無し草になったからです。彼らの自分(自己)はどこに行ってしまったのだろう。分からないほどに存在感がないです。
日本はそれに似てきている。経済力では世界二位で、でかい国であるはずだけど、日本がよく見えない。見えないほど小さい。民族の核を失いつつあるからでしょう。ひるがえって、ベトナムの存在感は相当なものです。
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