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そうそう、強羅のハイアットからリフレッシュして下界に下りてくる
途中、箱根の狭い道を譲って貰ったので下りて行くと、黄色いバイク、
ドゥガティーが道を譲って待っていてくれたのに気づきました。
ところが、そのドゥガティー。私が感謝の挨拶をする直前に立ち転けしました。
私は直ぐに窓を開け、「大丈夫ですか?」
立ち転けの経験の有る私は、「起こせますか?」と聞くと「起こせません」
と初老の革のつなぎを着た方は、ヘルメットを脱ぎながら答えてくれました。
私の乗っている車は750iなので、ちょっと先の道の広い場所に留め
直ぐに駆けつけ、二人掛かりで「セーノ!」で起こしました。
その時、気がついたのですがそのドゥガティー、タンクの部分まで黄色い
本革コーティングを施して居りました。
正直、起こしたドゥガティーを「かっこいい!!」と思いました。
見れば、初老の白髪のご主人無言で深々と頭を下げてくれました。
車に戻り、急坂のUターンをまがると下の私と、上のつなぎのご主人と
向かい会うかたちになったのですが、やはり手を振りながら頭を再度
下げてくれました。
強羅の湯に癒やされた帰り道、良い事するも自分自身の癒しに繋がる
と改めて思ったしだいで有ります。
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