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船上ディナーの思い出
今から１６年程前乗った時の思い出です。
その頃べんけい号なのかどうだったのかは記憶はありません。
歌と踊りを見ながら食事をし、夜景をデッキで眺めていたら、水面の暗闇の中で何かが動いてるのが見えました。
目を凝らしてみると、なんと女性の足漕ぎボートです。
なぜ足漕ぎなのか、両手は船上に向かって手を振ってます。
すると、観光客が物を投げたりお金（１ドル）を投げたりしています、それを巧みに足だけで上手にボートを操って受け止めてるのです。
自分は、ベトナム蔑視と感じて嫌な気分だったのですが、連れのベトナムガイドが何か投げてやってくださいと言うので、タバコの箱に１ドルを挟んだり、缶ビールに１ドルを挟んで投げて上げました。
下船すると、今度は子供の物売りが１ドル１ドルと叫んで近寄って来ます。
次の年行って見ると、何と１ドルではなく１０００円札のコピーを貼り付けて１０００円１０００円５個１０００円の叫びに変わってました。

あれから１５年船上ディナーは体験してませんが、今は軒下で大勢で井戸端会議なる男達も見掛けなくなり、ホーチミンも発展してるのでさすがに足漕ぎボートの女性の出没ないのでしょうね？
ベトナム女性（主婦）の強さを垣間見た思い出です。