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いつのことだったか、もう昔の話で思い出せないのだが、ホテルの日本人スタッフから英語で話しかけられた。
その時は、韓国人か台湾人に間違えられていると思っていた。
でもそのころから、道を歩いていてもシクロやセオムから声をかけられなくなり、ガム売り少女や宝くじ売りの婆さんは他の客の方に行ってしまうようになった。
最初は快感を感じる自分がいたが、なにげなく誰からもヴェトナム語で話しかけられるようになるに至って、戻れないんじゃないかと心配になった。
それからしばらくして、日本人の仕草をまねしてみることにした。
今では昔のようにバーのおねーさんからも声をかけられるようになったが、不自然な自分がそこにいる。