『お金の管理』のコメント No.13

最新ニュース


ベトナムでは米ドル預金金利上昇

世界的に米ドルの預金金利が下がる中で、ベトナムでは上昇し続けている。個人からの米ドル購入を控える中、米ドルの預金金利を引き上げている。

米国中央銀行（FED)が2008年に入って２度も金利を下げ（3.5%-3.0%)　三月には2%レベルまで下げると予想されている。

ベトナムの各商業銀行は米ドルの保有を増やすため、今年に入って金利を上げ続けている。例えばAsia Commercial Bank (ACB-ハノイ）は３月１０日、１２ヶ月預金の金利を5.8%に引き上げた。Saigon-Hanoi Bank (SHB)では6.3%(一ヶ月）、6.35%(二ヶ月）、6.45%(六ヶ月）に引き上げた。

各銀行は多くの顧客が米ドルでの借り入れを希望している為、米ドルの保有を増やしている。ベトナムドン預金金利に比べ米ドル金利が低いため、多くの顧客が米ドルをベトナムドルに両替しようとしているのを防ぐ意味もある。

多くの商業銀行では米ドルを受け付けてはいるが、手数料をとっている。公表されている手数料は購入額に対する1.7-2.4%となっているが、実際の取引では2.3-2.4%にて行われている。

すなわち実際の為替レートは1.0USD=15,460VNDと闇市場と同じ率となっている。
ACBでの為替レートは1.0USD=15,460VNDと政府銀行が発表しているレートの96.5%となっている。（３月１５日）