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死者は外国人5人含め60人、ベトナムのビル火災

 【ハノイ30日共同】ベトナム最大の商業都市ホーチミン中心部のビル火災で、同市人民委員会(市庁)当局は30日、外国人5人を含む60人の死亡と、102人の負傷が確認されたと発表した。

 外国人死者の内訳は、英国2人、米国2人、クロアチア1人。

 ベトナム紙は、警察幹部の話として死者は100人以上と報道。米国系保険会社の研修会に参加した9人も依然、行方不明とされるなど、犠牲者はさらに増えそうだ。同委当局者も「死者数は最終確定ではない」としている。

 現場の「国際商業センター」ビルには出火の際、200人以上が閉じこめられたとの情報もあり、消防・警察当局はビル内を捜索、遺体の収容と身元確認に全力を挙げている。

 ディスコがある2階から出火しており、火災原因は漏電とみられる。

 市人民委員会は30日午後、各国の総領事館、在留外国人の代表に対し、判明した死傷者の身元などを説明。同日から11月1日までを服喪期間とし、娯楽活動を禁止した。 (22:49)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20021030AT3KI07K030102002.html