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便器のAmerican Standardというのを見て思ったのじゃが、
サービスとチップの意味を理解していない日本人とヴェトナム人が
ヴェトナムマッサージにはチップが必要というヴェトナムの常識を
押し付けられたらトラブルになるのは必然じゃの。

変な例えじゃが、ごはんをご馳走になってもご馳走さまという概念のない
この国で、日本語学校ではご馳走さまと言うようにと表面的に教えても
その心が理解させていなければ意味がないじゃろ。

Ngoc Anhでは、ヴェトナム人が10万丼のチップをポンポンと出す中、
日本人は、マッサージメニューのところに書かれている5万から7万丼
のガイド値にしたがってチップを渡す。マッサージ嬢からすれば、
もらえると思っていた目の前の金がなければ必死になるじゃろ。
決してそのやり方を正当化するつもりは無いじゃで、理解くだされ。
つまりサービスそのものの概念の欠落、チップの意味の不理解が
根底にあるのじゃ。
日本人だってそうじゃろ。例えば、米国に行って、レストランで
15%のチップの支払いに違和感を感じたことがあるじゃろ。

そういった基本的な文化や教育を理解したうえで、コミュニケーション
をとれるようになれば、この国は楽しい国と感じられるのじゃが。

たかだか500円くらいのチップを渡さないでお互い気分悪くなるん
じゃったら、もともとローカル店なぞ行かずに、チップ込みの
高級マッサージに行くべきで、良い店を紹介することを勧めたのじゃが
わしの意図は理解していただけたじゃろうか。

どんなに良い店でも、マッサージみたいに個人の技量に左右される
業種では個人の対応がその店のイメージとなる。
Ngoc Anhに関しては、特に最近の異常な混み様、店の拡充、それに伴う
全体的な質の低下は著しいとは思うがの。

それでもわしの場合は、コミュニケーションが好きじゃで
Ngoc Anhには時間があれば行くの。