• このエントリーをはてなブックマークに追加
とおりすがりがまんできず さん、耐えてよ

>『おれと戦争』読ませていただきました。

ありがとうございます。私は記憶を振り絞ってできるだけ正確に書いたつもりにです。
そこにあるのは私の見聞した戦争の事実です。そこから、それをどう判断するかは、あなたがたの裁量です。

>あなたの感情のほどは残念ながらあなたの文章からはわたしには読み取れません。

こういうコメントは最初から覚悟していた。はたして、来た。
あなたの理解がどうであれ、わたしの見た事実は歪曲できません。

ところで、戦争体験が残るのは、おおざっぱに一世代半くらいです。
今、8月15日からそれくらい経っている。こういうことは過去にもあった。
あの戦争の開戦前に日露戦争の生き残り(勇者)は必死に止めにかかったといいます。

しかし当時の日本の窮状を目の当たりにしている若者(青年将校)たちは聞く耳を持たない。
その惨状は今の北朝鮮と酷似しています。なにしろ、食い物がない!
幼児が腹をすかして泣き叫んでいる。それが現実であった。
それでも、それでも戦端を開いてはならない。それに耐えるのが勇者である。

>"人に訴えることができるような文章"を用いて伝えればよいのではないのでしょうか?

私は政治家でありません。「人に訴える」なんて、何も意図していません。耳触りがいいように演説しません。
あなたにいかに不自然に思えようが、なにも伝わらなくとも、
それは私が体験したありのままの戦争でした。伝わらないことは、私も知っています。

しかし、伝わらなくていいのか。そこに私の苦渋があり、今の人たちに心配で、心配でならないのです。