『社会主義って・・・』のコメント No.49

　さて、ページ新たに本題。自分はベトナムは社会主義を実践していると思う。一部分をみると違うように見える部分はあれど資本主義＝完全な自由主義経済じゃないように、それだけで否定にはならないと思う。ただ「羽振りの効いたVIET KIEU達の生活も認めている国」なんてのは不思議でもなんでもない。ソ連の赤い貴族のように資本を持つ特権階級が発生するのは珍しくないし、そもそも私有財産を否定しない。自分がベトナムの社会主義っぽくないとところを上げるとしたら、まず証券取引所でしょ。資本主義の象徴でしょ。なぜこれをあげずに、「羽振りの効いた〜」なのかがわからんが、証券取引所が存在することぐらい「一度や二度ＶＮに」行かなくてもわかるが。

　他にも多々社会主義っぽくないところはあるけど、憲法にもあるように「社会主義への過渡期」なんでしょう、今は。不動産屋に飛び込めば資本主義の最前線がわかるとAnh氏は言ってるが（何がわかったのかを普通に書けばいいといつも思うのだが）、所有権が売買されているんだろうか？すべての土地は全人民の所有となっているところは、社会主義の根幹じゃないだろか。土地は生産手段の最たるもの。

　スレ本題、「社会主義って何だって聞かれたら、社会主義の看板出している国って答えるしかないんでしょうか。」

　これは、上の土地の占有方法が大きなポイントになると思う。あえて他の点を上げるなら、国民に基本的人権が保障されていない。憲法に規定されているが法により留保されてしまっている。結局ソ連型の社会主義は効率的な政治体制を必要として抑圧がデフォルトになってしまうから特徴の一つじゃなかろうか。ベトナム憲法の面白いのは、民主的中央集権を謳っているのに、憲法の遵守義務が人民にしか課されていないこと。日本ならその逆で、国民には憲法擁護尊重義務はなくて国や公務員に課される。

＞日本って社会主義っぽいなあって感じることありませんか？

最近65歳までの継続雇用が義務付けられたけど、定年制ってすごく「社会主義っぽく」感じる。