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今、東南アジアに住んでて、
感じるようになったことなんですけど、
日本って差別的意識に対しての教育が
わりとあるほうなんだなと思います。
もちろん、腹の底ではどう思っているか知りませんが、
公衆の面前で、相手国を差別する表現や、
相手を差別することを、あまり言わないですよね。

でもこちらでは、そんなの日常茶飯事。
そこに罪の意識や罪悪感はないようです。
冗談で、相手に「ラオス人」「ミャンマー人」といって
みんなで笑い合ったりしている。
つまり自分達は「ラオス人やミャンマー人より優越」って意識、
差別意識が強いんでしょうね。

でも、韓国ってどうでしょう?
彼らにとっては「劣」の対象ではないと思います。
ですからエトランゼさんに、
「あなたは韓国人?」と聞いた人は、
それが失礼だと思って言ったわけではないんだと思います。

もし彼が「あなたはミャンマー人?」と聞いてきたなら、
それはベトナムでも失礼な聞き方かもしれません。
しかし、「あなたは韓国人?」って聞くことが
それほど相手を憤慨させる要因になるとは
彼は思ってなかったんじゃないでしょうか。

現に、「あなたは韓国人ですか」と聞かれて
エトランゼさんのように、嫌な思いをする人もいますが、
「なに人でも」さんのように、別に気にしない人もいる。
ちなみに私も気にしません。
むしろ韓国人女性やタイ人女性に間違われると、
ちょっとうれしかったりするときもあります…
(スタイルいいし、綺麗なイメージがあるので)
話が逸れました、すみません。

韓国人に断定された聞き方をされて、
不愉快な思いをしたかもしれませんが、
それこそ「国の違い」と思って、
もう少し寛容になってもいいんじゃないでしょうか。
「初めての海外旅行をして、こんな不愉快な思いをした」というなら
話は別ですが、エトランゼさんは海外旅行の経験も豊富のようですし、
いろいろな国の方との交流も多いようなので。

また、トルコ人に日本の文化について
説明するだけの気持ちもある方なのですから、
失礼な聞き方をしてきたそのベトナム人に対しても、
そんなに怒らずに、
「そういう断定した言い方は、
日本では失礼になることもあるんだよ。」といって、
きちんとした聞き方を教えてあげれば
いいんじゃないでしょうか。
それを「お前は、〜人」と言い返すようなやり方では、
平行線だと思いますし、
その「〜人」の「〜」の部分に入る言葉によっては、
「相手をバカにするときの代名詞」になってしまうことも
あるのが現状なので、それこそ文化の違いと思って、
こちらも言葉を選んだほうがいいと思います。